「(なに?)忙しいの?」と先輩に聞かれたとき,即座に回答できるだろうか?
「いや実は,今の自分はこの案件とこの案件を同時並行的に処理しており,今はこれをやっていて・・・」
と回答できるか。
回答できる人,すごいと思う。
自分は,どれだけ切羽詰まっていても,具体的に忙しさを説明できない。
自分はこのことを,最初はネガティブに考えていた。手持ち案件を整理できておらず,案件管理ができていないからだ,自分の頭が整理されていないからだ,と。
組織の中にいるときは,「ホウレンソウ」が求められる。そうすると,さも自分は「ホウレンソウ」ができない人間なんだと思ってしまう。
しかし今は,「顧客と自分とを直結させて,極限まで無駄な要素を削ぎ落としている」と解釈することにしている。
先輩・上司に対して,自分の状況を説明するとき,自分のような容量の悪い(上司とのコミュニケーション下手)人間には,「説明のための覚悟と準備」が必要となる。
そのときに使っている頭は,顧客への回答のために使っている頭とは別の頭で,なんというか,今使っているアプリをいったん停止させて,別のアプリを起動させるようなイメージなのだ。
このような作業は,得手不得手があるだろうし,トレーニングを積めばできるようになるのだろうと思う。
そもそも,先輩・上司との議論(ディベート)は,少しでもマシなものを作るためにある作業なので(瀧本哲史氏談),顧客へよりよいプロダクトを,チームで提供する立場にある人には,頑張ってトレーニングに励めばよい。
だが私は,説明のための説明が苦手なのだ。
幸いにも,自分の今の環境は,顧客との1対1の関係をほぼ考えればよい状況にある。
「忙しいのと聴かれて,忙しさを説明する時間って,究極の時間の無駄だよね」と,親友弁護士のトシは言った。
「だって,忙しさを説明することは,プロダクトの品質に関係ないし。」
・・・なるほど,忙しさを説明する頭をもっていない人は,必要なことへの集中投下力が高いのかもしれない。
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